旅の為の栞。

晴れ渡る土曜日。
如何お過ごしでしょうか。
さてこちらでも紹介させて頂きます。







君は夢で何を観た。

何処までも続く長い道。
その向こうには、地平線。
おっきな太陽が私達を見下ろし、情熱を燃やす。

ふと風が頬を掠めた。

流れる雲を追って歩くと、
それはもう大きな大きな海があった。

真っ青な海は、掬うと透明だった。

一羽の兎が現れた。

真っ赤なその眼はこう告げた。
「旅の為の栞は持っているかい?」

森へ入る兎を追った。

冷たい空気はとても美味しく
薄暗い中の木々の木漏れ日は、この世のものとは思えなかった。
お腹いっぱい空気を吸うと
何故か身体が軽く感じられた様な気がした。



そんな前日の転寝でみた夢。

君は、
旅の為の準備をしているかい?









like a 絵本の中プロジェクト
犇々と準備をして制作に取り掛かり、
やっとこさ皆様にお披露目できることになりました。
言葉の流星群を本に綴って、写真も載せてみました。

今回の作品は、
七月一日に東沢公園にて開催される「ごろつきフェス」で販売する本のプロローグのような感じの作品です。

ひとつひとつハンドメイドなので、荒削りなところはありますが、愛嬌ということで。

数に限りがございますので、是非この機会に言霊に触れてみて頂きたく思います。
尚、再発行は基本的には致しませんので、ご了承下さい。

今回は、一冊525円になっております。



そして名を
「旅の為の栞」
と申します。以後お見知りおきを。


旅のお供に、そっとかばんに忍ばせて頂けたら、幸いに思います。